パワプロ1998

パワプロ2020にて1998年を再現しよう企画 ちなDe

大魔神

大魔神

当時それはもうすごかった。横浜駅には大魔神社なるものも出現して、ベイスターズの36年ぶりの優勝を祈願する人々を、定期的にテレビで放映していたっけ。

 

読売の長嶋監督に、8回までに勝ち越していないと勝てる見込みがないとまで言わしめた男。

 

ただ当時の自分としては、セーブという評価の価値をあまり見いだせていなくて、1点差ならまだしも、3点差で抑えるのなんか当たり前でしょ?ぐらいに感じてました。

 

また連日、日本最高記録更新(年間○○セーブ数)とかが紙面をにぎわせていて、少しうんざりしていたのもあって。

 

さらには、佐々木選手の年俸がうなぎのぼりで、翌年確か5億円を超えていたような記憶が。その分、もっと野手に配りましょうよと考えてました、はい正直に。

 

 

が、昨今のプロ野球を見ると、9回に守護神が打たれて同点/逆転する試合が多いのなんの。98年の大魔神防御率は0.64でセーブ失敗が2試合しかなかったような(うち1つは引き分けで踏ん張って勝ち投手に)。中日の宣選手も防御率が1.48で、いかに抑えて「当たり前」が大事だったのかと痛感してます。

 

まあ、見る側としては大どんでん返しが少なかったのでエンターテイメントとしては物足りなかったのも事実で...

 

そういう意味では、読売の槇原選手が抑えで出てくると、なんかいけるぞと思わせてくれるところは素直に楽しかった記憶が。

 

自分は、斎藤、槇原、桑田の読売先発黄金世代を知っているだけに、槇原選手が抑えになるのがなんか受け入れられなくて。関係ないけど、斎藤隆選手も2~3年後に抑えにコンバートされるんだけど、本当に許せなかった。

 

まあ抑えという仕事は、連日肩を作らなきゃ出し、プレッシャーもすごいだろうし、見る側としては「押さえて当たり前」と思われて、なのでその分評価されないと不毛なのかもね。

 

でも、絶対的な抑えでも調子の悪い日もあるんだし、連日交代制とかじゃダメなのかね?佐々木選手のように、多少調子が悪くても、打者側が勝手に気負ってくれるような能力があれば、同じ人がいいんだろうけど...